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うなぎ以外に何を食べる?土用の丑の日。

「どようのうしのひ」と聞いて「土曜の牛の日」という漢字だと思ったこと、ありますよね。
土用の丑の日といえば、鰻を食べる方が多いのではないでしょうか。
ここでは、鰻以外の、土用の丑の日に食べると縁起がよいとされているものをご紹介いたします。


■そもそも「土用」とは?
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前、季節の変わり目の約18日間を指します。
中国伝来の五行説による「木火土金水」を四季にあてはめ、木=春、火=夏、金=秋、水=冬となり、土を四季の変わり目に配して「土用」としたことに由来します。
本来は夏だけではなく、年に4回あります。


■それでは「丑の日」とは?
「丑の日」は干支(えと)の十二支からきています。
十二支は年にもありますが、日にちも十二支を割り当てています。
十二支で12日周期のため、約18日間の土用の期間中に、丑の日が1~2回発生します。これが土用の丑の日となります。


■夏の土用の丑の日に食べるもの
【「う」のつく食べ物・うどん】
・梅干し
・瓜(キュウリ、ニガウリ(ゴーヤ)、スイカ、カボチャなど)
・うなぎ

【土用餅(どようもち)】
土用に食べるあんころ餅のこと。
お餅は力がつくとされ、小豆は魔除けの効果があるといわれ、土用餅を食べて無病息災を願ったといわれています。

【土用しじみ】
しじみの旬は夏と冬、2回あります。
盛夏の産卵期直前である6~7月中旬は栄養価が高く、漁獲量も増えるのだとか。

【土用卵】
土用の期間に産み落とされた卵を土用卵といいます。
卵はうなぎと同じように精がつく食べ物とされ、江戸時代には土用に卵を食べるようになったのだそう。


2023年の土用の丑の日は、7月30日(日)です。
うなぎだけではない、縁起がよい食べ物を食べて、暑い夏を乗り切るエネルギーをチャージしましょう。

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