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金木犀(キンモクセイ)のこと

秋を感じる香りって、金木犀(キンモクセイ)の花の香りだと思いませんか。
甘い香りが漂ってきて、見上げるとオレンジ色の小さな花がぎゅっと集まって咲いているのを見ると、秋だな、と実感しますよね。
今回はそんな「金木犀」のこと。ちょっぴり詳しくなってみましょ。


【 キホンのこと 】
・モクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹。
・高さは4mほど。条件が良ければ、高さ10m以上に育つことがある。
・花言葉は「謙遜」「真実」「陶酔」など。


【 名前の由来 】
樹皮が動物のサイ(犀)の皮膚に似ていることと、
金色やオレンジの花を咲かせることから「金木犀」とされたといわれています。


【「桂花茶」「桂花陳酒」】
金木犀の花を中国の白酒や白ワインに漬けたものが「桂花陳酒」です。
「桂花茶」は金木犀の花を乾燥させたもの。そのまま煎じたり、他のお茶とブレンドして、甘い香りを楽しめます。


【 日本の金木犀は実がならない 】
金木犀は中国が原産。日本には江戸時代に入ってきたといわれています。
その際に持ち込まれたのが雄株だけだったため実を結ばず、挿し木で増やされてきました。


【 香りの効果 】
金木犀の香りの成分には、イライラを鎮め、心をリラックスさせる効果があります。
不安や緊張で寝つきが悪いという方は、金木犀の香りを寝る前に嗅いでみてもいいかもしれませんね。


ルームフレグランスや香水、シャンプーなど、金木犀の香りのアイテムをよくみかけます。
金木犀の小さな花をモチーフにしたアクセサリーや雑貨も、秋の雰囲気によく似あいます。
街なかでふと漂ってくる花の香りだけでなく、金木犀のアイテムで、秋を楽しみませんか。

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