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湯たんぽでじんわりあったか

寒さ対策に日本で昔から親しまれてきた「湯たんぽ」。
容器にお湯を入れて暖をとるシンプルさでエコなアイテムです。
今回は湯たんぽの魅力と、素材による違いをご紹介します。


■湯たんぽの魅力
1:お財布に優しい
湯たんぽに入れるお湯を沸かす以外は光熱費がかかりません。
素材やサイズによってはお手頃価格のものもあるので、初期費用も抑えられます。
また、きちんとした作りのものを選べば、長く繰り返し使えます。
湯たんぽに使った後のお湯は掃除や洗濯に使えば、水道代の節約にもなりますね。

2:持ち運びしやすい
湯たんぽは使うときにコードにつなぐ必要がないので、
家の外、キャンプやオフィスへも持ち出して使えます。
大きさも抱えられないほど大きなものはないので、
力に自信がない方でも持ち運びしやすいでしょう。

3:空気が乾燥しない
湯たんぽは、エアコンなどと違って、空気を乾燥させません。
埃や臭いも気になりにくいです。

4:マイルドな暖かさ
急激に温めるのではなく、じんわりと温めるのが得意な湯たんぽ。
温めたい場所だけを温めるのも得意です。

5:湯たんぽカバーを楽しめる
素材やデザインにこだわった湯たんぽカバーも豊富です。
キルティング生地など厚手の生地で手作りしたり、
毛布やバスタオルでくるんでみたり。
お気に入りの湯たんぽカバーを見つける楽しみもありますね。


■湯たんぽの素材
1:金属製
トタン・ステンレス・銅などの金属製の湯たんぽは、
熱伝導率が高く、お湯を入れてすぐに温かくなります。
湯たんぽ本体を直火にかけられるものも多いです。
ただ、熱伝導率が高いぶん、
お湯を入れた直後など熱くなりすぎる可能性があるので、注意が必要です。

2:陶器製
陶器製の湯たんぽは保温性が高いことが特徴。
デザインにレトロ感や高級感のある見た目も印象的です。
ただし、他の素材に比べてとても重く、割れやすいのが難点です。
陶器製を使いたい場合は、お店で実際に持ってみてからがよいでしょう。

3:プラスチック製
ハードタイプ(ポリ製)とソフトタイプ(PVC製など)があります。
陶器製よりも保温性は低めですが、
価格がリーズナブルで、軽くて扱いやすいのが特徴。
本体のカラーバリエーションも豊富でカバー付き商品も多いので、
湯たんぽを初めて使ってみようという方でも手軽に始めやすいです。

4:ゴム製
ゴム製の湯たんぽは、柔らかく、暖めたい部分にフィットするよう形を変えられるのが特徴。
コンパクトに丸めて収納できるのも便利です。
ただ、ゴム特有の臭いがすることや、
自立せず手にもって湯を注がなくてはいけないのは難点といえます。

そのほか、
断熱性と保温性に優れたウェットスーツ素材で作られた湯たんぽも登場しているのだとか。
また、お湯を注ぐのではなく、充電式や電子レンジで温める湯たんぽも。


湯たんぽの素材などにより、対応しているお湯の温度に違いがあります。
取扱い方法を確認して、低温やけどしないよう注意しつつ、
エコな湯たんぽで寒さ対策、してみませんか。

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