あなたのお家のひな人形は京風?関東風?
3月3日は「ひな祭り」ですね!
立春の日に飾り始めたというお家も、忙しくてまだというお家もいらっしゃいますよね。
飾る時期に決まりはありませんが、遅くともひな祭りの一週間前までに飾っておきたいですね。
ところで、あなたのお家のひな人形が京雛か関東雛か、ご存知ですか?
京都で作られる「京雛」と、関東で作られる「関東雛」では、お顔だちと置き方に違いがあります。
■京雛(きょうびな)
・目は細めで、おっとりとしたお顔だち。
・向かって右に男雛が座っている。
■関東雛(かんとうびな)
・はっきりめの目鼻立ち。
・向かって左に男雛が座っている。
【置き方が左右逆になる理由】
かつて宮廷では左側が位が高いとされていました。ですから、左大臣と右大臣では、左大臣が格上になります。平安時代の帝は、妃の左側(向かって右)へ座っていました。京雛ではそのしきたりに従った並びになります。
一方、関東雛の並び方は、西洋式のルールに従っています。明治時代の終わりころから日本に取り入れられたルールだそうです。
時代によって置き方が変わったわけですね。
なので、どちらが正しいということはありません。
ひな人形の並びが逆だよ、と言われたら、「今年は京雛(関東雛)の並びにしてみました」なんて答えると相手に角がたたないかもしれませんね。
我が家のひな人形のお顔は、京雛か関東雛か、今年はじっくりと拝見してみてはいかがでしょうか。
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