
本棚の種類と選び方のポイント

本好きさんに限らず、どんどん増えてしまう本や雑誌の収納問題は避けて通れません。
本棚を購入しようと思っても、いろいろなタイプがありどれを選べばよいのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、本棚のタイプの違いを、選び方のポイントとあわせてご紹介します。
< 本棚の選び方 >
■ポイント1:本の大きさと量によってサイズを選ぶ
本棚を選ぶ際には、持っている本の量を把握することが大事です。
把握せずに購入してしまうと、本が入りきらなかったり、今ある本は収まっても新しい本がすぐにあふれてしまう、なんてことになりかねません。
持っている本の量と、これから増えるであろう本の量を考慮したサイズを選びましょう。
また、本の大きさは様々なので、高さや奥行きの把握も必要です。
持っている本の中で一番大きな本が収まるように、高さと奥行きを測っておくと安心です。
さらに、棚の高さを細かく変えられるようなタイプだと、持っている本のサイズがバラバラでも対応しやすいでしょう。
■ポイント2:置きたい場所に合わせて選ぶ
例えばリビングルームに置くなら、来客があることも考えて、他のインテリアとの統一感があるデザインの本棚ですっきりと。
子ども部屋に置く場合には、子どもの手の届く高さの本棚を。
押入れやクローゼットの中に本を収納するなら、キャスターつきで引き出しやすいもの。
などなど、どこに置くのか、主に誰が使うのかを考慮して選びましょう。
また、高さのある本棚を置く場合は、地震などで倒れてしまわないよう固定したり、ベッドやドアのそばは避けるといった万一のことも考えておきたいですね。
< 本棚のタイプ別おすすめポイント >
1:出し入れしやすい「オープンラック」
スタンダードな本棚といえば、扉のないオープンラック。
どこにどの本があるかというのも一目でわかるので便利です。
サイズやデザインなどのバリエーションが豊富なので、好みやインテリアなどにあわせて選びやすいのもポイント。
ただし、本が日焼けしたり、本にホコリがつい溜まったりしやすいというデメリットがあります。
2:本をきれいな状態で保管しやすい「扉付き本棚」
扉が付いた本棚は、本を日焼けやホコリから守ってくれるのがメリット。
また、多少雑多に収納していても扉で隠せるので、すっきりした印象にしてくれます。
デメリットは、湿気がこもりやすいこと。扉を開けて換気するなど湿気対策が必要です。
3:本を飾れる「ディスプレイラック」
扉の部分にマガジンラックのように本を立てかけられるのが特徴のディスプレイラック。
装丁がおしゃれな本や雑誌をインテリアのポイントにできます。
さらに、飾る本を変えれば雰囲気も変わるので、季節や気分で変えられるのも楽しみの一つ。
ただし、大きな本を飾れるサイズのものが多いため、文庫本など小さな本を収納するにはデッドスペースが大きくなってしまいます。
4:省スペースで収納できる「回転本棚」
狭いスペースでも置くことが可能で、比較的高さがあるものが多く、収納力のある回転本棚。
回転させながら本を探せ、出し入れしやすいこともメリットです。
5:大容量収納できる「スライド式本棚」
スライド式本棚は、オープン型本棚を前後2列に並べたような形状をしていて、レールで前面の本棚を横移動させるタイプが多いです。
よく使う本は前列、使用頻度が低い本や日焼けを抑えたい本は後列、のような使い分けも可能です。
構造上、奥行きの狭いものが多く、サイズの大きな本は収納できないことがあるので、事前にサイズを確認しておきましょう。
6:押し入れやクローゼットに置ける「キャスター付き本棚」
部屋に本棚を置けるスペースがない場合などにおすすめなのが、キャスター付き本棚。
押し入れやクローゼットに本棚ごと収納でき、キャスター付きで移動させやすいので、奥に収納した本もスムーズに取り出すことができます。
ただし、押し入れの中は湿気がたまりやすいため、こまめな換気が必要です。
大切に手元に置いておきたい本を収納してくれる本棚。
長く使えるお気に入りの本棚を見つけてくださいね。

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