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クエン酸を使って「ナチュラルクリーニング」

合成洗剤を使わず、自然素材を使ってお掃除をする「ナチュラルクリーニング」。
以前、ナチュラルクリーニングの基本と、重曹の使い方をご紹介しました。
今回は、クエン酸の使い方をご紹介します。

【 クエン酸の特徴 】
■ 特徴
クエン酸は弱酸性で、アルカリ性の汚れ(水垢やトイレの黄ばみなど)を中和して落とします。
■ 使う際の注意点
酸性であるクエン酸は、塩素と混ざると塩素系ガスが発生し、危険です。塩素系漂白剤やカビ取り剤などと同時に使用するのは避けてください。
大理石や鉄鍋などの酸に弱い素材にクエン酸を使うのは避けましょう。

【 クエン酸の使い方 】
1:クエン酸スプレー
お風呂場の水垢汚れや、トイレの黄ばみなど、気になる部分にに吹きかけて、ブラシやスポンジでこすってください。
その後は、水で流すか、水拭きが必要です。
クエン酸スプレーは、スプレーボトルに、水100mlに対して小さじ1/2杯のクエン酸を入れ、フタをして溶けるまでふり混ぜたら完成です。
カーテンやソファカバーの消臭にも使えます。掃除機で埃を取り除いたあと、シュッと吹きかけるだけ。シミになる可能性があるので目立たない箇所で試してから使てくださいね。

2:クエン酸パック
クエン酸スプレー+キッチンペーパー+ラップで、汚れにクエン酸をしっかりとなじませて、汚れを落とす方法です。
水垢のついた鏡や、水道の蛇口やシンクの汚れなどに向いています。
汚れにクエン酸スプレーを吹きかけ、すぐにキッチンペーパー(ティッシュペーパー、トイレットペーパー)で覆い、汚れに密着させます。
更にそのうえからクエン酸スプレーを吹きかけ、蒸発しないようにラップを被せます。
その状態で1時間程度放置した後、ラップとペーパーを取り除いて、スポンジで汚れを落とし、水ですすぎます。

3:粉のまま
電気ケトルや電気ポットの汚れ落とし、食器洗い機の庫内洗浄には、粉のままのクエン酸がおすすめです。
ケトルやポットは、粉のクエン酸を入れ、水で溶かしてお湯を沸かし、お湯を捨てた後に水でよくすすぎます。すすぎのために、再度お湯を沸かすことも有効です。
食器洗い機の庫内洗浄には、空の状態に粉のクエン酸を入れてから、作動させます。自動洗浄でない場合は、水でよくすすいでください。

【 クエン酸と重曹の合わせ技 】
排水口のぬるぬる汚れには、クエン酸と重曹を合わせて使うのがおすすめです。
掃除方法
1:重曹:クエン酸を1:2の割合で混ぜます。
2:排水口のふちから中までまんべんなくふりかけます。
3:コップ1杯分のぬるま湯を注ぎます。4:発砲するので、5~15分程放置します。
5:お湯で十分に流して終了です。
泡が消えても汚れが残っている時は、歯ブラシ等で磨きましょう。

使っていた洗剤を一掃してナチュラルクリーニングに変えるのは難しいですよね。
できそうな所、できそうな方法から、気軽にナチュラルクリーニングを始めてみてください。

重曹を使って「ナチュラルクリーニング」

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