まだまだ残暑が厳しい日が続きますが、ふとした瞬間の風や空の高さ、夜に聞こえる虫の声などに、少しずつ秋の気配を感じる頃になりました。
本格的な秋の訪れはもう少し先になりそうですが、一足先におうちに秋のお花を取り入れて、季節の先取りしてみませんか?
今回は、手に入れやすくて、アレンジしなくても様になる、秋を感じさせてくれる花たちをご紹介します。
ダリア

圧倒的な存在感と華やかさがあり、一輪飾るだけでもお部屋の雰囲気が一気に秋色に整います。
同じ種類のダリアを2、3本高低差をつけて飾ると、更に華やかさを増してくれます。
大きさも色味も豊富なので、自分の好みや部屋のイメージに合わせて選べるところも、ダリアをおすすめする理由のひとつです。
コスモス

漢字では「秋桜」、その名の通り、秋を代表するお花の一つであるコスモス。
花弁の形が桜に似ている、軽やかで優美なお花です。
茎が繊細で、花束に束ねたときにも、風に揺られるような動きが出ます。
コスモスだけで数本、花の高さはランダムにして飾ると、ナチュラルな雰囲気を楽しめるのでおすすめです。
ちなみに、「秋桜」と書いて「コスモス」と読むのはあの歌の影響だとか。もともとは「アキザクラ」と読むそうですよ。
菊

日本を象徴するような花、菊。
仏花としてのイメージも強いですが、日本から持ち帰られた菊がヨーロッパに広まり品種改良された「洋菊(マム)」は、和のイメージを覆すものも多く、大きさや形、色のバリエーションも豊富です。
とても丈夫で日持ちがよいのも嬉しいポイント。
菊(マム)だけでさまざまな色を混ぜたり、ほかの花とアレンジして飾っても素敵です。
リンドウ

釣鐘型の花を咲かせる日本原産のリンドウ。
深い青のイメージが強いかもしれませんが、ピンクや白など、濃い色から淡い色まで、意外とカラーバリエーションが豊富です。
リンドウは縦に長い花なので、一本で長い花瓶に生けてもすっきりとして、美しいです。
短く切り分けて生けることで花瓶とのバランスも取りやすく、1本でもボリュームのあるアレンジになります。
ススキ

ススキはお月見には欠かせない、秋の風情を演出してくれる植物です。
ふわふわと揺れるしなやかな穂の質感が、お花だけでは出せない立体感や季節感を生み出してくれます。
高さがあるので安定感のある花瓶を選び、風通しの良い場所に置きましょう。
他の秋の花や草花と組み合わせて飾ると、お月見の飾りという雰囲気がやわらぎオシャレな雰囲気が増します。
最後に、今回ご紹介したお花を、代表的な花言葉を添えて一覧にしました。花言葉から今の気持ちに合うものを。そんな選び方も素敵ですね。

風の冷たさや高い空、澄んだ虫の声と同じように、お花もまた私達にそっと季節の移ろいを教えてくれます。
いつもの道のお花屋さんに立ち寄って、気になるお花を一輪買って帰る。
本格的な秋を待つあいだ、一足お先にお部屋に「小さな秋」をひとつ、飾ってみませんか?