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日傘選びのポイント

日差しや暑さが気になる季節に活躍してくれる「日傘」。
使うなら心弾むデザインを持ちたいですが、日傘は機能性も重視したいですね。
そこで、日傘を選ぶときにチェックしておきたいポイントをご紹介します。


●チェックポイント1「紫外線遮蔽率」
「紫外線遮蔽(しゃへい)率」とは、紫外線をどれだけ遮れるかを表す数値です。「UVカット率」と表記されることもあります。
「紫外線遮蔽率○%」のように記載され、数値が高いほど紫外線を遮る機能が高くなります。
ちなみに、「紫外線遮蔽率」は日本独自の規格です。
日傘でも国際的な基準となっている「UPF」値で表されている場合があります。
UPFとは、Ultraviolet Protection Factor(紫外線保護指数)の略で、衣類が紫外線を防ぐ効果を示す指標です。
数値の範囲は15~50。数値が大きいほうが防御効果が高くなっています。明らかに50を超える場合には「50+」と表記されますので目安にしてみてください。


●チェックポイント2「遮光率」
「遮光率(しゃこうりつ)」とは、可視光線(目に見える光)を遮る割合を表す数値です。
遮光率が高いものほど光を通さず、眩しさが軽減されます。
なお、遮光率には等級があり、以下のように表されます。
・1級:遮光率99.99%以上
・2級:遮光率99.80%以上~99.99%未満
・3級:遮光率99.40%~99.80%未満


●チェックポイント3「折りたたみ」or「長傘」
使う場面や持ち運ぶ際のことを考えて、折りたたみタイプか長傘タイプかを決めましょう。
折りたたみタイプの一番のメリットは、カバンの中に入れて持ち歩きしやすいこと。外出中、紫外線が気になる時だけ日傘を使いたい場合は、折りたたみタイプが便利です。
長傘タイプは折りたたみタイプよりもサイズが大きいものが多いため、紫外線からしっかり守りたい方におすすめです。また、傘を折り畳む必要がないため、開閉に手間がかかりません。


●チェックポイント4「重量」
軽いものほど腕などのへの負担が少なく、持ち歩きが楽です。
一般的に200g以下のものが軽量傘と言われています。
ただし、軽いからといって持ちやすいとは限りません。
多少重くてもしっかりとした丈夫な作りのものの方が使いやすい場合もあります。
持ち手の形状なども合わせてチェックし、自分にとってベストなものを探しましょう。


●チェックポイント5「裏側の色や素材」
足元からの照り返しは見落としがちです。
裏側が白や光沢のある色・素材だと、照り返しの紫外線を反射して肌に影響する可能性があるので、避けるほうが無難です。


●チェックポイント6「プラスα」
晴雨兼用だと、突然の雨でも対応できます。旅行に持っていくにも、晴雨兼用ならば傘1本ですませられますね。
ワンタッチで自動開閉できるタイプは使いたいときにさっと開閉できて便利です。
耐風性に優れたタイプならば、風の強い日でも安心です。


色やデザインとあわせて、機能もチェックして、自分好みの日傘を見つけてくださいね。

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