
毎日の食事に欠かせない「お箸」の選び方

日本の食卓に欠かせない道具の一つ「お箸」。
ほぼ毎日使うものだから、使い心地や色使いにもこだわったお気に入りを選びたいですよね。
とはいえ、高級なものから、百円ショップで買えるお手頃価格のものまで、多種多彩なお箸。
どう選べばよいのか困ってしまいます。
そこで今回は、お箸を選ぶ際に気にしたい4つのポイントをご紹介します。
1:お箸の長さは「一咫半(ひとあたはん)」
手の親指と人差し指で直角に矢印を作り、人差し指と親指の間の長さを一咫(ひとあた)といいます。
そして、この長さの1.5倍である一咫半が最も持ちやすい長さとされています。
これからお箸の使い方を覚えていくお子様にはこの方法で選ぶのがおすすめです。
大人の場合は一咫半を目安にして、好みで少し長めや少し短めを選んでも大丈夫です。
2:太さは手の大きさや用途で
一般的に、細めのお箸は手の動きがより繊細に伝わるので、魚の骨を取りながら食べるのに向いていると言われています。
手の大きな人は、ある程度の太さのあるもののほうが安定して使えます。
3:お箸の形
丸、四角形、五角形、八角形など形が違うと持ちやすさや安定感が変わります。
丸に近くなるほど滑らかな持ち心地になり、角の数が少ないほど転がりにくいので安定感があります。
また、箸先は先が丸いものが一般的です。
箸先が四角や滑り止めになっているものは、豆腐や麺類などを食する時に面と角でしっかりとつかむことができます。
4:素材
一般的に多いのは「塗り箸」と呼ばれる物です。漆をていねいに塗り重ねて仕上げられているため、表面が滑らかで口当たりがよく、耐久性にも優れています。
天然素材感を楽しめる「木箸」は木目を生かした仕上げがされています。塗り箸に比べ滑りにくいという利点がありますが、耐久性では劣るためお手入れが大事です。
プラスチック製の箸は、扱いが簡単で手軽に使えるのが魅力です。箸先が滑りやすい事があるので、滑り止め加工のされている物がおすすめです。
お箸はほぼ毎日使うものですから、
素材や形、色柄の違うものを二膳か三膳ほど用意して、交代で使って休ませながら長く使うというのも良いと思います。
今使っているお箸が替え時だと感じたら、今回紹介したポイントをヒントに、使いやすくてお気に入りになるお箸を探してくださいね。

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