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虹はどっちに見える?

ざっと短時間の雨が降ったあとの晴天にかかる虹を見たこと、ありますよね。
今回は、なかなか見られないからこそ、見ることができたらラッキーだと感じられる「虹」のこと、お話しします。

虹はどっちに見える?

虹は、太陽と反対側の空に大きなアーチ形で現れます。
そもそも、虹は太陽の光が雨雲の中にある大量の雨粒(水滴)に反射・屈折することでできます。
大粒の雨が降った後、朝ならば西の空、夕方ならば東の空を見ると、虹が見える確率があがります。

虹みたいな現象

虹ではないけれど、空に虹色の光が見える「ハロ」「幻日」「環水平アーク」「環天頂アーク」といった現象があります。
虹とは異なり、太陽の光が氷の粒に当たり、屈折することで発生する現象で、太陽と同じ方向に現れます。
それぞれについてもう少し詳しくお話しますね。

「ハロ」

ハロとは、太陽の周りに現れる光の輪のこと。「日暈(ひがさ)」ともいいます。

「幻日(げんじつ)」

幻日は、太陽から横に少し離れたところ、太陽と同じ高さで太陽の両側に現れます。

「環水平アーク(かんすいへいあーく)」

太陽よりも低い位置に現れる、短くてほぼ水平な虹のようなものが環水平アークです。

「環天頂アーク(かんてんちょうあーく)」

太陽よりも高い位置に現れるのが環天頂アークです。
頭上高くに、下側にへこんだ弓形に見え、その形から逆さ虹とも呼ばれる現象です。

虹も、虹のような現象も、なかなか遭遇できない現象です。
だからこそ、見ることができたら幸せを感じることができるのでしょう。
雨が降った後に太陽が姿を見せたら、その太陽に背を向けて空を見上げ、虹を探してみてくださいね。

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