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七夕「ごしきの短冊」って何だろう?

童謡に出てくる「ごしきの短冊」。
「ごしき」って何だろう?と疑問に思ったこと、ありませんか?
■ズバリ「ごしき」は「五色」
この五色は「青・赤・黄・ 白・黒(紫)」の、中国伝来の五行説(ごぎょうせつ)に基づいた色です。
五行説とは、万物は「木・火・土・金・水」の5種類の元素からなるという考え方です。
そして、五行を色にもあてはめ「木=青、火=赤、土=黄、金=白、水=黒」、これを五色といいます。
昔は五色の糸を飾っていましたが、江戸時代に短冊が使われるようになったとされています。
※日本では、黒の代わりに高貴な色とされる紫へ。また、昔は緑を「あお」と呼んでいたことから緑へ変化したとされています。
■短冊に書くのは上達したいこと。
七夕はもともと機織りや裁縫の上達を願う行事です。
なので、物が欲しいという願い事ではなく、手習い事の上達を願う方が良いと言われています。
お家で大きな笹を飾るのは難しいかもしれませんが、今年の七夕飾りは「五色」を意識してみませんか。
以前に『マスキングテープで作る笹』をご紹介しました。あわせて、チェックしてみてください。

お家で子どもと一緒に七夕の笹を作ろう!

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