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妊娠中には特に熱中症に気をつけて!

妊娠中は熱中症になりやすい!?

あつーい夏がそろそろ始まってきた頃ですが、熱中症対策はできているでしょうか?
この暑い夏の中、特に大変なのが妊婦さんです!!

妊婦さんは熱中症になりやすい、というのはご存知でしょうか?

妊娠中はホルモンの変化により妊娠前に比べて基礎体温が上昇するので、
気温以上に体感温度が上がり、より暑いと感じてしまうのです。

更に基礎代謝も上がっているため、汗はかきやすかったり、その分非常に疲れやすいと感じることも。

安全に快適な夏のマタニティライフを過ごすためのポイントをいくつかご紹介します。

熱中症についてちゃんと知っていますか?

まず、熱中症についてどんな症状があるのか知っておきましょう。
熱中症を疑う症状として以下の症状が考えられます。

(軽度)
◯めまい・立ちくらみ
◯大量の発汗
◯筋肉痛・筋肉の硬直

(中度)
◯頭痛・吐き気・めまい
◯倦怠感・虚脱感

(重度)
◯意識がない
◯けいれん
◯高体温

■熱中症を疑う症状の有無を感じられたら
(軽度の場合)

■涼しい場所へ避難

■脱衣と冷却

■(水分を自力で摂取できる場合)
   水分・塩分の補給

■症状が回復しなければすぐに医療機関へ。


症状がひどい時はすぐに医療機関で診てもらうようにしましょう。
※重度の症状が現れたらとても危険です。そうなる前に早めの対策を!


※急に暑くなった日や、運動や作業を初めて初日は特に熱中症で倒れる人が多いです!!
 休憩を多くしたり、水分をこまめに補給するなど対策を行いましょう。

基本中の基本!水分補給はしっかりと!

妊婦さんの悩みにつきものなのが「むくみ」。
このむくみを避けようとして水分の摂取を嫌がる方も多いようですが夏には返って危険です!

妊娠中にはつわりやむくみ・貧血などカラダに起こる変化が多いですよね。

実はおおよそ妊娠12週ごろから血液の増加が始まり、
妊娠後期の中盤に入ると平常時の4〜5割も血液量が増えているそうです。
そして、血液の成分のうち赤血球や白血球などの血球成分はあまり増加せず、
水分を多く含む血漿という成分が主に増加していきます。
血中の濃度がいつもより薄い血液が妊婦さんの身体を循環していることになるので
貧血が多いのもこのためといわれます。


本題に戻りますが、、、
血液量が1.5倍になるということですから、単純に必要な水分量も通常より増えているんです!

赤ちゃんが育つのに大切な血液を作るのは
お母さんのカラダの水分がとっても大事になってきます。

熱中症に限らず十分な水分を摂るのを心がけ、
むくみ対策にはご夫婦間でマッサージを行うなどして対策を行いましょう!

体に熱がこもらない対策を!

夏のお昼時は室内でも暑いぐらい気温が高いです。
特に気温が高い11時〜15時ぐらいは避けて外出をし、帽子や日傘・長袖の上着など
日よけ対策を十分に行いましょう。

首元、脇の下、足の付け根など大きな血管が通っているところにタオルでくるんだ保冷剤などで冷やすと効果的です。
外出先など保冷剤がないところでは、自動販売機などの冷えたペットボトルでも十分代用できますので、
熱が身体中にこもりすぎないよう、対策をしましょう。

熱中症予防になる栄養素も摂りましょう

熱中症予防だけでなく体力回復にも効果的ですので
栄養素を多く含む食品を日常的に摂取するように心がけるといいですね。

◯カリウム
 汗をかくと水分と塩分の他にカリウムも同時に排泄されます。
 カリウムが失われると細胞内が脱水症状を引き起こしてしまいます。
〔多く含む食品:海草・バナナ・ほうれん草・豆・じゃがいもなど〕

◯ビタミンB1
 不足すると糖質を分解することができず、疲労物質がたまり疲れやすくなります。
〔多く含む食品:豚肉・大豆・きのこ類・うなぎ・グリンピースなど〕

◯クエン酸
 疲労の原因となる乳酸菌の発生を抑え、疲労回復に優れた効果を発揮します。
〔多く含む食品:梅干し・レモン・グレープフルーツ・オレンジ・酢など〕

十分な熱中症対策をしてこの夏を楽しみましょうね♪

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